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  • 平田大樹

【コラム】「幼児期から身につけておきたいコミュニケーション力①」をファンファン福岡に寄稿しました


こんにちは!レクルンです。

親が子に望むことは様々ありますが、「子どもに身につけさせたい力は?」という問いに対して最も多いのが「コミュニケーション力」という答えです。

幼稚園や保育園、学校、そして社会と、私たちは人の中で生活をしていく時間が圧倒的に長いわけですから、その中でいかに円滑に楽しく過ごせるかはとても重要ですね。

「コミュニケーション力がある」と言うと、「積極的に人と関われる」もっと具体的に言えば「話すのが上手」というイメージをもつかもしれません。

もちろん、自分の気持ちを的確に伝えられることは大切ですが、それだけでは充分とはいえないように思います。

今回は「コミュニケーション力」について

・話す力

・聞く力

・考える力

・想像する力

・楽しむ力

という視点で考えてみたいと思います。

まずは前半の3つについてです。

話す力・聞く力はつながっている

話すことと聞くことは、互いに影響しています。

「うちの子は話すのが苦手」と思うあまり、練習とばかりに「自分で言ってごらん」と無理に人前で話す機会を増やそうとするのは逆効果な場合が多いものです。

もし、話すのが苦手な子なら、まず親がその子の一番の聞き役になってください。

せかさず、先を読んで遮ったりもせずに、子どもの話を「しっかり最後まで聞く」姿勢を親が見せてあげます。

話すのが苦手な子は、うまく伝わっているか心配だったり、ちゃんと話さなくてはと焦っていたりする場合がよくあります。

緊張せずに話せる親の前で、自分の気持ちを表現する練習をするのが一番です。

言葉足らずな部分があれば「それは〇〇ということ?」「それは〇〇くんが言ったことね?」など、整理してあげるとよいでしょう。

親の聞く力が子どもの話す力を育てるのです。

聞けない子には、聞ける話し方を

反対に「うちの子は話が聞けない」と思っている場合はどうでしょう。

どうしても「聞きなさい!」と叱ることが多くなるかもしれませんね。

話を聞く力を育てるためにも、実は親の聞く力がポイントとなります。

単純に「自分の話を聞いてもらえる環境で育たないと、人の話も聞けない」ということなんです。

聞いて、わかってもらえる嬉しさを感じれば、相手に対してもそれができるようになります。

「聞けない子」にも、親の聞く姿を見せることです。

その上で、もう一つは、子どもの耳に届く話し方をすること。

必要以上に幼い言葉をかけることはありませんが、大人のボキャブラリーでは完全に伝わらないこともあります。

玄関で「急がないとバスに乗り遅れるよ」と言うより、「お靴をササッと履かないと、バスがいなくなっちゃうよ」と言った方が、具体的にすべきことと結果が伝わります。

工夫した言葉かけほど、子どもの耳と心に届くといえます。

*以前このコラムで「子どもの聞く力を育てるための7つのルール」を紹介しました。そちらもぜひ参考にしてみてください(https://fanfunfukuoka.com/feature/48721/)。

考える力=伝える力

特に話す力と大いに関係するのが考える力です。

自分が言いたいことをきちんと伝えるためには、どの言葉でどう表現すればいいかを考えなくてはなりません。

この力を育てるのに有効なのが親の質問です。

「ママは今、なんで止まってると思う?」

「〇〇くん、さっき泣いてたね。どうしてだろうね?」

など、「Yes」「No」や一問一答で終わらないことを、さりげなく尋ねてみます。(最初は子どもが答えられる質問から)

子どもは、案外質問に答えるのが好きなものです。

なので「しんごうが、あかだから!」「○○くんのママが、おかしダメ!っておこったから」など、クイズの正解を出すように応えてくれます。

このとき、子どもは何とかして自分のもつ情報を正確に伝えようと、努力します。

この積み重ねが、よりわかりやすく話す能力を高めることにつながるのです。

子どもにとって、最も信頼できるコミュニケーションの相手も、お手本も、やはり親です。

一度にすべてを身につけることは難しいですが、できるところから始めてみるのもいいのではないでしょうか。

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