こんにちは!レクルンです。
先月から、こどもコンサルタント・原坂一郎さんの挙げる「子どもの叱り方 3つのポイント」をご紹介しながらお話をしています。
「名前の連呼で叱らない」「疑問文で叱らない」に続く、3つ目のポイントは、最もシンプルで最も難しいものだと思います。
ポイント③・怒鳴らない
「叱る」と「怒る」は、同じようで違います。
子どもにマナーやルール、善悪の判断を伝えるために大人は叱るという行為をしますが、そんなときは感情が先に立ってしまいがちです。
前回の記事でも少し触れた
「もう!!」
という言葉が出てくるのも、子どもがすることに大なり小なり苛立つからでもあります。
親だって一人の人間なのですから、親の感情を素直に出すことは必ずしも悪いことではないと思っています。
ときに感情的になっても、その姿で子どもは人の気持ちを気遣うことを学ぶこともできます。
ただ、しつけとして何かを教えるための言葉なのに、それがあまりに感情的だと、子どもは「うるさい」という思いが先行します。
もっと言えば、自分に威圧的に関わる相手に対して、
“怖い→ 怖い存在からは身を守らなくては → 聞こえないふりをしようorわかったふりをしよう”
という心理がはたらくことさえあります。
これはある種の「防衛本能」です。
大声は最後通告として発動しよう
くり返しますが、親だって感情の波があって当たり前ですし、愛情があっても「堪忍袋の緒が切れる」ことはあります。
そのうえで、怒鳴る(大きな声で叱る)のは最後の切り札にしてみませんか?
いつも大声で言い聞かせていては、子どもにはすべて同じレベルのことに聞こえます。
危険なこと、人を傷つけるようなこと以外は、「何がダメなのか」「何をしなくてはいけないのか」を穏やかに、簡潔に伝えるようにしましょう。
「ママが(パパが)大きな声を出したら、まずい」
子どもがそう思えたら、メリハリのついた叱り方になると思います。
それでも怒鳴りたくなったら
それでも怒鳴りたくなったら、まずは一度深呼吸。
あるいは、その場から離れることをおすすめします。
特に、年少以上になると、時には叱られることをわかっていてやっている場合も。
「ママが見てる。きっと怒るんだろうな」と思いながら、それでも素直にやめることはできず、「怒るなら怒れば?!」となぜか“臨戦態勢”になっているときがあります。
そんなとき、親が間を置くことで子どもも少し冷静になれるものです。
頭ではわかっていても、なかなかうまくいかないのがしつけです。
目指したいのは「上手な叱り方」より「伝わる叱り方」。
◆最大30,000円割引の春の入室キャンペーン実施中!まずは無料体験をお申込み下さい!
ファンファン福岡寄稿している「楽しくて賢くなる子育てノート」のコラムはこちらから
【関連情報】
Commenti