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  • 平田大樹

【コラム】「「ごめんなさい」が言えない子を素直に言えるようにするには?②」をファンファン福岡に寄稿しました


こんにちは。レクルンです。

幼児教育のレクルン前回に引き続き、子どもに謝ることの大切さを教え、どうすれば上手に「ごめんなさい」が伝えられる子になるかを考えます。

前回は、

1.親もきちんと謝っていますか?

2.親子間の「ごめんなさい」をうやむやにしていませんか?

の2点でした。今回はその続きの3点です。

ポイント3:悪かった「こと」だけを叱っていますか?

子どもが何かいけないことをしたとき、叱るのは基本的にその「こと」だけです。

「前もママから言われたでしょう!」

「悪い子ね!」

など、過去のことをもちだしたり、子ども自身を否定するようなことを言うのは控えます。

いけないことをしたら子どもも謝るべきだと気づいています。

しかし、そこに起きていること以外の言葉がくると、謝ることさえも何か悲しいことに思えて素直に言葉にならない場合があります。

また、ポイント5で紹介しますが、あまりに否定的な叱り方ばかりをしていると、子どもが、謝ることは自分で自分を否定することだと感じてしまい、謝ること自体を嫌がるようになる場合もあるので気をつけたいところです。

ポイント4:なぜ謝るのかを伝えていますか?

ポイント3と絡めて考えたい点です。

叱るに任せて「ごめんなさい、でしょう!」と言うのでは、たとえ子どもが謝ったとしてもその場だけのことになってしまうかもしれません。

長々と話す必要はありませんが、

「お皿はお食事で使うんだよ。〇〇くんのおもちゃじゃないよ。割れちゃって、捨てなきゃいけない。もうママはこのお皿でご飯が食べられない。すごく悲しい」

というふうに、自分が何をして、それによりどんな結果を招いてしまったのかを簡潔に伝えてあげます。

できれば親の気持ちも付け加えてください。

「ごめんなさい」は相手が感じたことに対しての言葉です。

何が「ごめんなさい」と言うべきところなのか、理由を添えて叱ったり、諭したりするようにします。

ポイント5:「ごめんなさい」と言わせることが目的になっていませんか?

子ども同士が遊べば、あっという間に「ごめんなさい」の場面が発生しますね。

親としても気が気ではありませんが、子どもの年齢が上がるにつれて、謝ることを拒む場合もよくみられます。

理由は、子どもが「謝ると損(または負け)」だと思っているからです。

幼いなりのプライドや自分は悪くないという理屈もあります。

なので、まともに「ごめんなさい、は?」と言っても「イヤ」となり、そうすると親はつい「イヤじゃないでしょう!」と、とにかく謝らせなくてはとむきになってしまい、必要以上にこじれてしまうこともあります。

大切なのは「ごめんなさい」の言葉そのものではありません。

みんなの前では口にできないけれど、心の中では「ごめん」と思っている子もいます。

「また〇〇ちゃんと遊びたいよね?ごめんね、で仲直りしたら、また遊べるよ」

「じゃあ、ごめんなさい、の握手をしたら?」

など、子どもが気持ちを表現しやすいように説得してみるのもいいと思います。

時間があけば謝れる子もいます。

次に会ったとき「この前はごめんね」と言うのも立派なコミュニケーションです。

どんな形でも、謝れたときは、ほめてあげてください。

そして、謝ることはマイナスではなく、「相手の気持ちがわかる大きな心があるからだね」「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったんだね」「かっこいいなあ」と、自分のためにプラスになることなのだという意識をもたせてあげましょう。

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