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平田大樹

【コラム】「日常で「算数のセンス」を育てよう【5~6歳編】」をファンファン福岡に寄稿しました


こんにちは!レクルンです。

子どもの「算数のセンス」の育て方。 3回目は5~6歳の頃の働きかけについてです。

5~6歳になると、簡単な“たし算”や“ひき算”が理解できるようになります。

数字も3ケタ以上読める子もいます。

そこで今回は、

計算につながる力を伸ばす

生活に様々な形で数が登場することを気づかせる

という点をポイントに考えてみたいと思います。

【“数クイズ”で計算力をつける】

「お母さんは今日4個入りのトマトと、2個入りのレモンを買いました。全部で何個でしょう?」

「今、冷蔵庫には卵が8個あります。今日はオムレツなので、このうち4個使います。何個残るでしょう?」

こんなふうに、子どもに数クイズを出してあげると、正解を出すために一生懸命考えてくれるものです。

紙に書かれた4+2や8−3よりもずっと身近で楽しく感じますよね。

答えた時、当たっていれば「大正解!!」、違っていても「惜しい!!」とオーバーなくらい反応してあげてください。

なんとか正解したいと頑張ったり、「もう1問出して!」と言う子も多いはずです。

サイコロを親子で転がし“出た目を足した答えをどちらが早く言えるかゲーム”なども手軽にできる計算遊びです。

ただし、大人が本気で即答しすぎないように注意して下さい!!

【「算数」に登場する道具に親しんでおく】

小学校入学後の学習で理解しやすくするために、身の回りの「はかる道具」の見方や使い方を教えてあげましょう。

測る → 定規、メジャー量る → はかり、計量カップ計る → 時計(時刻を読む) などです。

例えば、大人には簡単な定規も、子どもにとっては、「0に合わせる」「動かさない」「めもりを読む」「線をひく」といった具合に、使い方や用途が様々なアイテムです。

はかりも、グラム・キログラム、ミリリットル、リットルなどと言われても呪文のようで、最初はわかりません。

しかし、台所のお手伝いで経験していれば、自然と「量の関係性」(グラム<キログラム、など)が感覚で身に付くこともめずらしくありません。

また、この経験は「数や数字を理解していれば、生活に役立つ」ということを教えることにもなり、子どもが、数を学ぶ目的を感じることにもつながります。

算数・数学で出会う「数」は、法則性があって整った楽しい世界です。

難しい・ややこしいという苦手意識を大人が植え付けないように、身近なものなんだよ、とその楽しさを教えてあげたいですね。

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